【城崎温泉】外湯めぐり&入浴時の持ち物・マナー
城崎温泉といえば、街中にある7つの共同浴場(外湯)をめぐるのが有名ですよね。
観光客の方々には、「城崎の名湯を思う存分堪能していただきたい!」
…という気持ちはやまやまなのですが、温泉は公共スペース。
当然、好き勝手するのはNGで、心に留めておきたいマナーや心得があります。
利用者それぞれがマナーを守ってこそ、入浴というひと時がより素晴らしくリラックスできるものになるのではないでしょうか?
本記事では、意外と知らない「温泉入浴時のマナーと心得」についてご紹介します。
【城崎温泉】外湯めぐり&入浴時の持ち物・マナー
まずは、城崎温泉ならではの、外湯めぐりのマナーと心得からご紹介します。
タオルは持参する
各外湯には、無料で使用できるバスタオルやフェイスタオルは設置されていません。
宿泊の方は旅館支給のバスタオルとフェイスタオルを持ち歩き、それらを繰り返し使用するのが一般的。(基本的には1枚ずつ支給。2枚目以降は追加料金)
また、日帰りで外湯を楽しむ方は、各外湯の受付でレンタル(バスタオル)、もしくは購入(フェイスタオル)することが可能です。
外湯ごとにバスタオルを毎回レンタルすると、その度に追加で料金を支払わないといけないので、購入したフェイスタオル1枚を体拭き用としてキープしておくのがおすすめ。
車は駐車場に止める
基本的に城崎温泉では、各施設やお店に駐車場がありません。
したがって、温泉街にある公営・民間の駐車場に車を止め、徒歩で散策することになります。
完全無料の駐車場はありませんが、「30分無料」や「外湯めぐりをすると1時間無料」など、お得に利用できる駐車場もあるので、行きたい外湯や施設にアクセスがいい駐車場を比較してうまく活用しましょう。
間違っても、近くの路上やコンビニ等に駐車しないように!
外湯めぐり券「ゆめぱ」を活用する
城崎温泉の旅館に宿泊すると、チェックイン時に外湯のフリーパス「ゆめぱ」がもらえます。
この「ゆめぱ」を各外湯の受付にあるチェックイン機にかざすだけで受付完了。旅館チェックアウト時まで、何度でも、どこの外湯でも、利用することができる優れものです。
ちなみに、日帰り利用でも上記の「ゆめぱ」を1200円で購入することが可能。7つの外湯全てを制覇しようとすると通常4000円以上かかるので、かなりお得なことがわかりますね。
【城崎温泉】入浴時のマナーと心得
ここからは、一般的な温泉入浴時のマナーと心得について、入浴前から順にご紹介していきます。
普段から温泉を利用している方でも、意外と知らないルールやマナーがあるかもしれません。
湯船に入る前にかけ湯をする
入浴マナーの基本のキ。腰周りを中心に、しっかりかけ湯をしましょう。
かけ湯は、体の汚れやほこりを流し湯船を清潔に保つだけでなく、体を熱いお湯に慣れさせる上でもとても重要です。
周りの利用者のためにも、また自分の健康のためにも、入浴前のかけ湯を忘れずに!
洗い場をキープしない
洗い場にタオルなどの私物を置いて、スペースをキープするのはNGです。
特に混雑時は次に利用したい人が待っています。譲り合いの心を。
使ったものは洗って元に戻す
風呂桶や椅子など、洗い場で使用したものは、使用後にシャワーですすぐなどしてキレイにしてから、元の場所に戻しましょう。
洗い場にあるものはみんなが共用で使うものです。次に使う人のことを考えて適切な振る舞いを。
また、持参のシャンプーやリンスなどを洗い場に置きっぱなしにするのはやめましょう。湯船に入っている間は、それらを隅や棚に置いておくのがマナーです。
タオルを湯船に入れない
湯船にフェイスタオルを浸けないようにしましょう。
一見清潔に見えるタオルにも、目に見えない雑菌が付着しています。湯船を汚さないためにも、タオルは湯船外、もしくは頭の上に載せましょう。
髪はまとめる
湯に浸かってしまうような長い髪は、ヘアゴムで結んだり、シャワーキャップをかぶるなどして、まとめましょう。
この一手間で、湯船に髪が落ちたり、髪についていたホコリやフケが湯に混じるのを防ぐことができます。
湯船内で体をこすらない
これも当然ですが、湯船の中で体をこする行為はNGです。
本人は体がキレイになってさっぱりするかもしれませんが、周りにとってはかなり不快。汚れや垢は、洗い場でしっかりと落としてから湯船に入りましょう。
走らない、騒がない、泳がない
旅行中は子供だけではなく、大人でもついついはしゃいでしまいがち。特に大きな声でのおしゃべりは、のんびりしたいお客さんにとっては大迷惑です。
また、浴場内を走り回ったり、湯船の中で泳ぐのももちろんNG。特に床が滑りやすい浴場内で走ったりするのは、転倒や他のお客さんとの衝突にも繋がりますのでご注意ください。
子どもから目を離さない
前述の通り、浴場内は危険がいっぱい。
転倒して怪我をするだけではなく、場合によっては温泉で溺れてしまう危険性もあります。
そうならないためにも、お子さんから目を離さないようにしましょう。
サウナに入る前に体を拭く
温泉とサウナはセット、という方も多いのでは?
ずぶ濡れのまま入ると、敷きマットや床が濡れてしまうので、絞ったタオルでよく水分を拭き取ってから入りましょう。
サウナ前に体を拭くことは、サウナ内の衛生面を保つだけでなく、発汗効果アップにも繋がりますよ。
体をよく拭いてから脱衣所へ
入浴やサウナを終えて脱衣所に戻るときは、タオルで全身の水分をよく拭き取りましょう。
脱衣所に水分を持ち込むと不潔になるだけでなく、床が滑りやすくなってしまう危険性があります。
タオルを何度か絞るなどして、なるべく完全に水分を拭き取るようにしてください。
マナーを守って気持ちよく外湯めぐりを
前半では城崎温泉ならではの外湯めぐりの心得、後半では一般的な入浴マナーについてご紹介しました。
入浴前から入浴後まで、一人ひとりがほんの少し意識するだけ。
常識ある行動を心がけながら、思う存分、城崎温泉を満喫してくださいね。