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城崎温泉のベストシーズンはいつ?時期ごとの天気、混雑状況、見所を徹底比較

城崎_時期

次なる旅行先について考えるとき、「どこに行くか」はもちろん、「いつ行くか」も同じくらい大事な要素ですよね。

兵庫・城崎温泉が一番賑わうのは冬。名物の温泉とカニを目当てに多くの観光客が訪れ、連日、旅館は予約でいっぱいになります。

そのように冬の温泉地として有名な城崎ですが、実は春夏秋冬それぞれに魅力があり、冬以外の時期でも楽しめる観光地ということを知っていましたか?

本記事では、城崎温泉の春夏秋冬を徹底比較。それぞれのシーズンの天気(気候)混雑状況、見所などをまとめてご紹介します。

春の城崎(3月~5月)

Cerisiers en fleurs

天気(気候)

城崎温泉の春の平均気温は、3月6.7度、4月12.5度、5月17.4度。

3月上旬はまだ冷える日が続くものの徐々に暖かくなっていき、浴衣で出歩ける気候です。

混雑状況

3月20日にカニシーズンが終わると、混雑はひと段落。春休み期間中は、大学生や高校生の卒業旅行客が多い印象です。

また、ゴールデンウィーク期間中は冬同様に旅館、外湯とも混み合いますが、連休が明ければ閑散期となり、のんびりと過ごすことができるでしょう。

見所や楽しみ方

3月下旬〜4月上旬にかけては、城崎温泉の春の風物詩・桜を楽しむことができます。

メインストリートから一本はずれた木屋町通りや、ロープウェイのふもとでは、城崎の情緒あふれる街並みと満開の桜が織りなす絶景と出会えることでしょう。

また夜には、300個のぼんぼりが灯され、昼間とはまた違った幻想的な景観を望めます。

夏の城崎(6月~8月)

Summer Fireworks - Kinosaki Onsen

天気(気候)について

夏の平均気温は、6月21.5度、7月25.5度、8月26.8度。城崎の夜は比較的涼しく、熱帯夜も一夏で数日しかありません。

6月の梅雨の時期を除けば、浴衣を着て観光するのにぴったりの季節と言えるでしょう。

混雑状況

6月が年間で一番の閑散期となりますが、7月下旬から8月いっぱいの夏休み期間中は、海水浴客を含め賑わう季節となります。

また、旅館や施設によっては定休日を設けている場合がございますので、各HPをチェックするのをお忘れなく。

見所や楽しみ方

6月上旬は木屋町通りなどでホタル鑑賞ができます。都会ではなかなかできない貴重な体験をぜひ。

また、6月下旬は玄武洞公園*で開催される「あじさい祭り」がおすすめ。天然記念物の玄武洞と、満開のあじさいを眺めながら公園内を散策してみてはいかがでしょうか?

そして、夏本番になると海水浴とイベントが目白押しの季節。城崎温泉周辺で海水浴を楽しみ、帰りに城崎に寄って温泉やショッピングを満喫するのが定番のコースです。

また、8月には名物の「大谿川納涼灯篭流し」や、期間中毎日打ち上げられる花火など、昼も夜も楽しめるコンテンツが盛りだくさん。

城崎温泉の象徴、柳並木もみずみずしい真緑に色づくいい季節なので、浴衣を着てそぞろ歩きを楽しんでみては。

*【参考】
圧倒的な自然美!玄武洞公園の基本情報と見どころ全部教えます【城崎温泉から車で約10分】

秋の城崎(9月~11月)

On the move at Kinosaki danjiri festival

天気(気候)について

秋の平均気温は、9月22.3度、10月16.1度、11月10.7度と、次第に肌寒くなっていきます。

9月〜10月中旬にかけて発生する秋雨前線と台風シーズンが重なると、大雨になる可能性が高く、また悪天候の日も多くなるので注意が必要です。旅行前は天気予報を十分にチェックしておきましょう。

混雑状況

この時期も比較的観光客は少なく、ゆったりまったり過ごすことができるでしょう。ただし、10月は城崎の伝統的な「だんじり祭り」(秋祭り)が開催されるため、期間中は地元民で街がいっぱいになります。

そして、いよいよ11月6日からは山陰の冬の味覚「松葉ガニ」が解禁。解禁後は一気に観光客が増え賑わいを見せます。

見所や楽しみ方

10月15日は「城崎の住民の一年はこの日のためにある」と言われるほど、地域で大切にされているだんじり祭りが行われます。

開催日が平日の場合は、地域の小学校・中学校が休みになったり、大人は仕事を休むほどの熱の入れよう。普段とは一味違う、祭り一色の城崎を楽しむのも面白いかもしれません。

また、紅葉のシーズンになると、木屋町通りや元湯周辺など、あやゆるところで紅葉狩りを楽しむことができます。特にロープウェイからの景色は圧巻! 赤く色づいた城崎の景観をぜひ。

さらに、城崎の街中からは少し離れてしまいますが、来日山(来日岳)*の雲海もおすすめ! この時期だけしか見られない自然のアートはいかが?

*【参考】
絶景!来日山(来日岳)の雲海&ご来光!城崎温泉からのアクセス、発生条件まとめ

冬の城崎(12月~2月)

Kinosaki Onsen

天気(気候)について

冬の平均気温は、12月5.8度、1月3度、2月3.3度と厳しい寒さとなります。時には強い風が吹いたり、雪が降ることもありますので、防寒対策はしっかりとしましょう。

お車でお越しの方は、事前に雪の予報が出ていればスノータイヤに履き替えておくことをおすすめします。また、電車でお越しの方も、ダイヤが乱れたり、場合によっては運休の可能性もあるので、天気予報のチェックはマストです。

混雑状況

11月6日のカニ漁解禁後は、城崎温泉が一年の間でもっとも賑わうシーズン。

特に週末や連休中、年末年始は大変混み合いますので、お宿や各種施設のご予約はお早めに。

ちなみに、各外湯の混雑状況を知ることができる便利なページもありますので、外湯めぐりの際に参考にしてみてください。

▽外湯 混雑状況
https://kinosaki-onsen.net/congestion/

見所や楽しみ方

雪化粧をまとった木々や石橋。城崎の街全体が創り出す冬景色は、芸術そのもの。

お風呂で雪景色を眺めながら体を温めた後は、冬の味覚カニを味わう。こんな贅沢な時間はほかにありません。

小雪ならぜひ外湯巡りを。積雪がある場合は街ブラには不向きですが、その代わりにお宿で美しい雪景色を見ながら、ゆっくりとした時間を過ごすのも趣があっていいかもしれません。

また、カニ漁が解禁すると、城崎はカニ一色に染まります。「カニ争奪じゃんけん大会」「カニ王国絶叫大会」など、シーズンを通して楽しいイベントが企画されていますので、タイミングがあった際はぜひ参加してみてください。

カニを味わうなら冬!でもそれ以外も◯!

以上、天気、混雑状況、見所の観点から、城崎の春夏秋冬をご紹介しました。

結論としては、カニという圧倒的グルメコンテンツを味わいたいなら冬がおすすめです!

しかし人気な分、混雑し旅館のお値段が高くなるのも事実。

冬以外のシーズンも城崎はイベントや見所が盛りだくさんなので、SNSなどもチェックしながら、城崎が持つさまざまな顔をリサーチしてみてください。

今回の記事が、少しでも城崎旅行の参考になれば幸いです。