城崎温泉「まんだら湯」のご案内【城崎温泉外湯ナビ⑥】
日本でも有数の名湯として、文豪をはじめ、多くの観光客、地元民から愛され続ける城崎温泉。
そして、城崎観光に来たら、絶対に外せないのが、外湯めぐりです。
城崎温泉には外湯と呼ばれる、それぞれ設備や趣が異なる7つの共同浴場があり、それらを浴衣姿でそぞろ歩きするのが人気となっています。
本連載【城崎温泉外湯ナビ】では、城崎温泉の外湯の魅力を一つずつ丁寧にご紹介。
今回は、エメラルドグリーンの屋根と唐破風の門構えが印象的な「まんだら湯」について解説していきます。
【城崎温泉外湯ナビ】「まんだら湯」の基本情報と魅力
霊験あらたかな「まんだら湯」
城崎温泉のメインストリートから1本外れた、長閑な木屋町通りの端に位置する「まんだら湯」。
717年、温泉寺の開祖・道智上人が、一千日間に渡って八曼陀羅経(はちまんだらきょう)というお経を唱え祈願していたところ、温泉が湧き出したと伝えられています。
そのような仏縁から、屋根は御堂を模した姿形をしており、入り口は唐破風。山すその緑に包まれたその美しい佇まいと印象的なエメラルドグリーンの屋根が、見るものを思わず立ち止まらせます。
「一生一願の湯」として知られているので、人生節目のタイミングや、大切な勝負事の前に利用すると、幸運を呼び込めるかもしれません。
こじんまりとした隠れ風呂的な情緒が人気
城崎の全7つの外湯の中では比較的コンパクトな「まんだら湯」。その小規模なキャパと、立地条件とが合わさり、隠れ風呂的な情緒があります。
内湯は自慢の気泡風呂(ジャグジー)。湯舟が2段になっていて、浅い部分は気泡に打たれながらの半身浴にぴったりです。
露天には、陶器製の赤と緑の可愛らしい桶風呂が2つ。どちらもミニサイズなので混雑時はなかなか入れないかもしれません。
また、車椅子のままでも利用できるバリアフリー設計になっているのも「まんだら湯」の特徴です。
基本情報
【泉質】
ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
【場所】
兵庫県豊岡市城崎町湯島565
【営業時間】
15時~23時
【定休日】
水曜(祝日の場合は営業)
【料金】
大人700円、子供350円
【TEL】
0796-32-2194
【アクセス】
JR城崎温泉駅から徒歩約15分
【駐車場】
なし
※ 徒歩約3分の「鴻の湯」有料駐車場のご利用が便利です。
【備考】
大浴場、半露天風呂
城崎の小休憩風呂「まんだら湯」
城崎温泉の「まんだら湯」についてご紹介しました。
こぢんまりとしているため、運良く人が少ない時間にあたれば、心の底からくつろぐことができるでしょう。
由緒ある雰囲気の露天風呂もぜひ体験してみてください。