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絶景!来日山(来日岳)の雲海&ご来光!城崎温泉からのアクセス、発生条件まとめ

来日山

兵庫県の城崎温泉近くにそびえる、標高566.6mの来日山くりいざん(来日岳)

普段はハイキングスポットとして地元民から親しまれていますが、季節限定で雲海が発生し、幻想的な景色へと姿を変えます。

秋になると、山頂から見える山陰海岸国立公園や豊岡盆地を、壮大な雲海が覆い創りだす景観はまさに神秘的!

本記事では、まだ観光客にあまり知られていない城崎のマイナーアクティビティ「来日山(来日岳)の雲海鑑賞」をご紹介します。

雲海ってなに?

雲海

そもそも雲海とはどういうものなのでしょう。

雲海とは、山や飛行機などの高い位置から見下ろしたとき、眼下の雲が海のように見える様子を表したもの。

天候や気温、時間などあらゆる条件が揃ったときに発生する自然現象のため、事前に予想することが難しく、また季節なども限られます。

来日山(来日岳)では、主に秋のシーズン(10月中旬~11月下旬)の早朝に雲海が発生しやすいと言われています。発生条件の詳細については次項を参考にしてください。

来日山(来日岳)の基本情報

場所

兵庫県豊岡市城崎町来日

交通アクセス

来日山(来日岳)へは城崎街中から車で約30分

山の入り口まで約10分、山頂まで約20分の道のりですが、山道に慣れていないドライバーの方は少し余裕を持って、40分ほどを見積もった方が良いかもしれません。

城崎温泉駅方面から円山川沿いの県道3号を車で走り「来日交差点」を右折。

来日山ふもとの集落を抜け、山頂へと向かう山道をひたすら登っていきます。交差点を右折後は、道なりに進んでいくと看板がいくつか設置されていますので、案内に従って進みましょう。

山道

山道は、基本的にアスファルト舗装されているものの、ところどころかなり狭くなったり急カーブになっていますので、運転には十分注意してください。思っている以上に険しいです。

また早朝の山頂付近は冷え込みますので、防寒対策もお忘れなく!

そしてやや長い山道を登り切ると山頂へ到着。山頂にはちょっとしたスペースがありますので、そちらに駐車することができます。

ちなみに、登山で山頂まで登ることも可能です(登山口から約1時間半)。

雲海発生条件

来日山(来日岳)で雲海を見れるのは、10月中旬~11月下旬。1年の中でもごく限られた時期しか見ることができません。

また、発生条件をはっきりと定義することはできませんが、おおむね次のような条件が揃った際に発生しやすいと言われています。

  • 晴れた日の*早朝
  • 前夜の気温と翌朝の気温に差がある
  • 湿度が高く放射冷却がある

* 日の出時間は、11月だと6時30分頃。
詳しい日の出時間は、こちらからご確認いただけます。

絶景! 来日山(来日岳)の雲海がこちら!

来日山の雲海

さて、お待ちかねの雲海の写真です。

運が良ければ、このような雄大で神秘的な雲海を望むことができます。

日が昇っていくにつれ、円山川上空の雲海が日本海に向かって動きだし、その様はまさに「雲の海」

ぜひこの感動をみなさんもご自身の目で、身体全体で、味わってみてください。

【おまけ】雲海は見れなくても…

ご来光

前述の通り、雲海が発生するメカニズムは極めて複雑で、秋だからと言って必ず見られるものではなく、また、晴れだからと言って必ず発生するものでもありません。

全ては運とタイミング次第。

ですが、もし折り悪く雲海が発生しなかったとしても、天候さえ良ければ素晴らしいご来光に出会うことができます。

雲海がない分、クリアな景色に差し込む力強い光は、雲海とはまた違った趣があり、それを早朝から拝めただけでもハッピーな気持ちになれるはず。

実際に、筆者は最初に見に行ったときは雲海が一切出ておらず、ご来光からただエネルギーをもらって下山。最高な朝活となりました…

早起きして来日山へ!

城崎温泉の知る人ぞ知る雲海スポット、来日山(来日岳)。

「旅行中に早起きはちょっと…」と思うかもしれませんが、運良く雲海を見ることができたら最高の思い出になること間違いなし!

他とはちょっと違った城崎を楽しみたい方は、ぜひ早起きをして来日山へ行ってみては?