【城崎】日和山海岸にリアル「竜宮城」が実在すると話題に!
日本人なら昔話「浦島太郎」を知らない人はいないでしょう。
念のためおさらいすると、こんな感じのあらすじです。
【浦島太郎のあらすじ】
その昔、漁師・浦島太郎は、浜でいじめられていた亀を助け、そのお礼として、海底の竜宮城へと連れて行かれました。
竜宮城では、乙姫から歓待を受け楽しく過ごしましたが、3年が経ち、「浜に帰りたい」と乙姫に話すと、乙姫は「決して開けてはならない」と言いながら玉手箱を手渡しました。
浜に帰ると既に300年が経過。お土産にもらった玉手箱を開けてみると、中から煙が立ち込め、一瞬で老人になってしまった。
※ 諸説あり。
さて、そんな超有名な童話ですが、その中に登場する「竜宮城」が城崎温泉の近くに実在する、と話題になっています。
本記事では、伝説の竜宮城の正体や場所、アクセス、見所などをご紹介していきます。
竜宮城の基本情報
竜宮城の正体
リアル竜宮城があるのは、山陰・日和山海岸の沖約700mに浮かぶ小さな無人島・後ヶ島。
後ヶ島の陸地には、いくつかの東屋が建てられていて、それらがまるで竜宮城のように見えるというわけです。
東屋が建てられた1950年当時は、茶話会が開かれていたそう。また、地元に残る言い伝えによると、後ヶ島は浦島太郎が玉手箱を開けた場所とされています。
美しい日本海の水平線をバックに望む竜宮城はまさに絶景! 城崎温泉に来られた方におすすめの観光スポットの一つです。
■ 後ヶ島(竜宮城)の場所
兵庫県豊岡市瀬戸
■ 後ヶ島(竜宮城)へのアクセス
JR城崎温泉駅から車で約10分、バスで約30分、レンタサイクル*で約30分
*【参考】
城崎温泉散策には自転車が便利!レンタサイクルのご紹介【電動アシストあり】
どこから見られる?
竜宮城は、日和山海岸の沿岸部から見ることができます。
しかし、正直、沿岸部からだとかなり小さくしか見えないので、もっと間近ではっきりと見たいという方は、近くの水族館「城崎マリンワールド」の施設内から鑑賞することをおすすめします(有料)。
ちなみに、昔は後ヶ島自体に船で渡ることもできたようですが、現在は沿岸部からの見学のみの観光スポットとなっています。
【おまけ】カップル急増中のワケ
神秘的な光景を望める後ヶ島ですが、実は近年、カップルの観光客が増えてきています。
その理由としては、童話「浦島太郎」内で、永遠の命を授けられた主人公・浦島太郎は、竜宮城から現実の世界に戻ってからも姫と再会できた、というパッピーエンドな逸話が残っているからです。
そんな素敵でロマンチックな噂が若いカップルを中心に広がり、ハッピーなご利益にあやかりたい観光客が増えてきているのだそう。
【シチュエーション別】竜宮城の顔
日和山海岸から見られる竜宮城は、時間帯や気候によってさまざまな顔を見せてくれます。
なので「天気が悪いから行くのはやめよう」は非常にもったいない。
ここでは、インスタ投稿とともに、いくつかシチュエーション別の竜宮城をお見せしますので、ぜひ参考にしてみてください。
日の出
朝焼け
濃霧(雲海)
晴天
曇天
城崎の絶景ビューポイント、日和山海岸の竜宮城
城崎温泉からほど近い、知る人ぞ知る絶景ポイント、日和山海岸・後ヶ島の竜宮城についてご紹介しました。
四季、朝昼夜、気候、それぞれ違った顔を持つ日本海と竜宮城のコラボレーション。
山陰・城崎ならではの神秘的で幻想的な光景をぜひ、その目に焼き付けてみてください。