城崎温泉「鴻の湯（こうのゆ）」のご案内【城崎温泉外湯ナビ⑤】

日本でも有数の名湯として、文豪をはじめ、多くの観光客、地元民から愛され続ける城崎温泉。

そして、城崎観光に来たら、絶対に外せないのが、外湯めぐりです。

城崎温泉には外湯と呼ばれる、それぞれ設備や趣が異なる7つの共同浴場があり、それらを浴衣姿でそぞろ歩きするのが人気となっています。

本連載【城崎温泉外湯ナビ】では、城崎温泉の外湯の魅力を一つずつ丁寧にご紹介。

今回は、城崎の外湯の中でも一番の古湯である「鴻の湯(こうのゆ）」について解説していきます。

【城崎温泉外湯ナビ】「鴻の湯」の基本情報と魅力

約1400年前、コウノトリが傷を癒していたことから源泉が発見されたという逸話が残る、城崎温泉。

そして、その源泉が発見された湯こそが、「鴻の湯」です。

“こうのゆ”という名前も、上記のエピソードがもとになってつけられました。

エントランス前には、コウノトリのオブジェがディスプレイされていたりと、「しあわせを招く湯」として親しまれています。

建物自体は、“いい意味で”派手さはなく、素朴そのもの。

それでいて、温泉街のメインストリートからは少し離れた閑静なエリアにあるので、喧騒を忘れて心からくつろぐことができます。

周辺には、「城崎温泉ロープウェイ」や「薬師公園ポケットパーク」といった観光スポットがあるので、散策中の入浴にもぴったり。

「鴻の湯」の特徴は、丁寧に手入れされた庭園露天風呂（男女別）。

美しい鮮やかな緑に囲まれた庭園露天風呂に浸かれば、まるで自然と一体となった気分を味わうことができるでしょう。

露天風呂好きの方はマストで訪れたい外湯の一つです。

【泉質】
ナトリウム・カルシウム－塩化物泉

【場所】
兵庫県豊岡市城崎町湯島610

【営業時間】
7時～23時

【定休日】
火曜（祝日の場合は営業）

【料金】
大人700円、子供350円

【TEL】
0796-32-2195

【アクセス】
JR城崎温泉駅から徒歩約20分

【駐車場】
あり
※ 利用者は1時間無料。以降30分100円

【備考】
大浴場、露天風呂

城崎最古の湯「鴻の湯」についてご紹介しました。

城崎温泉駅や街の中心部からは少し遠い場所にあるので、「鴻の湯」を目がけて、というよりは、周辺スポットを観光する中でフラッと立ち寄るのがおすすめ。

「鴻の湯」の代名詞ともいえる、立派な庭園露天風呂をぜひお楽しみください。